現代のスタンダードを生み出したタイヤ
「NAHBS」でブルース・ゴードン氏のブースに展示してあった700x43cというFat tire。今ではごく普通にみられるタイヤサイズですが、80 年代の初頭では、26インチのMTBが主流でした。
そんな流行の最中、イギリスやアメリカでは29erの原型となる700c Fat tireで走る物を既に手がけていました。このタイヤが生まれるきっかけとなったFinland製のsnow tireは彼らに夢を与えました。いわば、29erの原型です。それにインスパイアされ誕生したのが、この Rock 'n Road Tire / ロッキンロードタイヤ です。
現代のスタンダードを生み出したこのタイヤですが、2019年、ブルース・ゴードン氏の死去により、一度はその製造に終止符を打つこととなってしまいましたが、生前ブルースゴードンの元で働いていた愛弟子デイビッド氏が師の意思を引き継ぎ、日本が誇る世界の「Panaracer」にて再び生産されることとなりました。
また、より太いタイヤがポピュラーとなりつつある今、従来のタイヤサイズに加えて、650b×48mm , 700c×48mmという新たなタイヤサイズがラインナップとして追加されることとなりました。
タイヤのトレッドパターンは、低いノブが全体に散りばめられて、街中ではスムースに、そして乾いたダート、 ちょっとしたシングルトラックで威力を発揮し、Fat tireならではのエアボリュームで路面からの突き上げも軽減できます。
タイヤデザインは、アメリカmtb界のレジェンドの「Joe Murray」 (Konaの創設者の一人であり、様々な自転車、パーツのデザインを手がけている人物)です。
サイズ | 650b×43mm | 650b×48mm | 700c×43mm | 700c×48mm |
重量 | 530g | 650g | 560g | 700g |
チューブレス | ○ | ○ | ○ | ○ |
<< Gumwallはこちら >>