目指したのは普通だけど、”良い”ハブ
手組ホイールのメリットは、「好みのパーツが使える」「自分の用途に合ったホイールを作れる」といったことに加え、「壊れていないパーツは使い続けることができる」という点があります。
そのため、頑丈なハブはエンド幅の規格変更等の大きな変更がない限り、10年、20年とずっと使用し続けることができる「資産」とも言えます。
そこで、EQUALハブが特に追求したのはこの2点です。
・長時間、性能が維持できる
・メンテナンス頻度が少なく、メンテナンスしやすい
EQUAL ディスクハブに搭載される「オートプリロード機能」「ケミカルラビリンスシール」により、長時間の性能の維持が可能です。また、ハブの性能を維持し長く使うにはメンテナンスが必須です。シンプルな構造と独自のキャップレス一体型シャフトにより、簡単にメンテナンスが可能です。
- 重量: フロント 125g、リア 223g、前後セット 358g
- フリー: シマノHG(アンチバイト) , スラムXD-XDR , カンパニョーロ(~12速)
- フロント規格: 100x12mm
- リア規格: 142x12mm
- ホール数: 前後24H
【オートプリロード機能】
ベアリングにはプリロード(与圧)を掛ける必要があります。EQUALのディスクハブは、自動で与圧がかかる構造にしました。メンテナンスを行うたびに最適な玉当たりを探る必要がなく、いつでも最適に調整してくれます。
【ケミカルラビリンスシール】
ベアリングの前にシールリングを配置し間にグリスで埋めることで、構造とケミカル両方を利用して、防水防塵性を高めました。シールリング部分は樹脂やゴム等の劣化する材料ではないため、部品を交換することなくメンテナンスを行うだけで防水防塵性能を蘇らせることができます。また、あえてグリスをふき取ることで、回転性能を重視したチューニング*をすることも可能です。
*防水防塵性は低下します
【3種類のフリーボディから選択】
冗長性*の観点から、あえて信頼性の高い「スタンダードな3爪・36ラチェット」タイプを採用しました。シマノHG(アンチバイト)、スラムXD-XDR、カンパニョーロ(~12S)の3種類のフリーボディを用意。差し替えるだけで多くのスプロケットに対応します。
*トラブル時でも動作できる性能
【キャップレス一体型シャフト】
キャップレスの一体型シャフトに設計しました。キャップ構造とは違い、予期せぬ分解を防ぐことができることに加え、シャフトのエンド部の剛性が高くなります。また、お手持ちの六角レンチがあれば分解ができるので、簡単にメンテナンスができます。