なんかちょうど良いサドル「WTB」
こんにちは、高橋です。
今日はWTBのサドルをピックアップして紹介していこうと思います。
ということで早速、WTB三銃士を連れてきたよ。
左:SPEED、中央:ROCKET、右:PURE
って、真正面から見比べてみてもサッパリ違いがわからない。しかも、全部同じ値段と来た。90年代から自転車に乗っている人たちからすれば馴染みのあるサドルだと思うのですが、最近自転車にハマり始めた人たちからすれば「よくわからない」となると思います。
まず、WTBってどんなブランドなのか。
1982年アメリカ西海岸のカリフォルニアにて設立され、オフロードパーツをメインに作ってきたブランドです。マウンテンバイクのパーツがまだあまり出回っていない頃から耐久性のあるパーツを多数製作してきました。今でもタイヤ、リム、サドルなどをラインナップしています。
名前のWTBはWilderness Trail Bikes(ワイルダーネストレイルバイクス)の略。
PURE
真上から見るとサドルの違いがわかりにくいのですが、こうやって横から見ると分かりやすいです。
パッドの厚みはそこそこ、そして真ん中あたりが窪んだような形状になっています。
ROCKET
ロケット、ピュアと比べてみると結構パッドが薄い感じのサドルになっていますよね。厚みが薄くなるとシュッとした印象を受けます。
SPEED
スピードっていう速そうな名前の割には、1番丸っこくて可愛い雰囲気の形状です。
厚みはピュアと近いですが、こっちは真ん中の沈み込みが少なくてフラットに近い形状ですね。
こうやって並べて見比べてみると、段々違いを実感できてきます。
続いて、普段はあまり見ることのない裏側も見てみます。
PURE
特に乗り心地が良くなるポイントには"コンフォートゾーン" という、サドルのベースが肉抜き加工されたポイントがあります。
WTBはサドルのパッド自体も柔らかくて乗り心地が良いのですが、このコンフォートゾーン付近はさらに優しい乗り心地になります。
ROCKET
続いてロケットの方を見てみると、コンフォートゾーンが真ん中の方に移動しています。
ロケットはこの3種類の中で1番薄い形状をしていましたが、センターに大きくスリットを設けていることもあって、サドル自体がハンモックのようにしなり、優しい座り心地になっています。
SPEED
スピード、上の2つとは少し違ったオールディーな雰囲気のコンフォートゾーンになっています。後ろから押してみるとグレーの部分が柔らかい。
ほぼ全体がコンフォートゾーンになっているので、骨盤の骨のところも尿道の辺りも優しくなっている設計です。
グレーのところはゴムのような感触でした。
こうやって見比べてみると、サドル毎に乗り心地の設計が違うんだなと実感できました。乗り比べてみたら些細な違いかもしれないんですが、少しでも自分に合いそうなサドルを選ぶ基準になったら良いなと思います。
個人的にはATBみたいな自転車には1番似合うなと思っています。もちろんMTBやグラベルバイクにもよく似合います。
転かしたりした際に破れやすいサドルの後ろ側の横面は補強された生地になっていたりと、実用面重視のサドルがWTBらしさだなと思います。
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