最近のチューブ事情

こんにちは、高橋です。

6月3日に行われる「ラファプレステージ熊野」に向けて、ホリさんや一緒に参加するメンバーと水曜日を中心にえっこら走っている5月です。

今回のプレステージで"推奨のタイヤサイズは28c以上"との記載があったので、自分は700x32cのスリックタイヤにしました。GOODYEARのVECTOR SPORTのチューブタイプです。

普段はチューブレスを使っていることが多かったので、チューブのことには少し疎くなっていました。そして、タイヤを取り付ける時にふと思ったのです。いい感じのチューブ、どれだ?と。

選んだチューブはこちら。MAXXISのウルトラライト(写真・右)チューブです。

以前までのロード用チューブというと、700x23-28cあたりのサイズがほとんどでした。しかしながら、最近は25cが多く、ワイドリム化によって28cや30cのロードも増えてきました。 グラベルまではいかない、オールロード的なバイクであれば32c、35cあたりも候補になります。

今回自分が選んだ32cもその一つです。

今までの基準でいくと23-28cのチューブ、太い方だと28-45cというような展開でしたが、"太い軽量チューブ"というものはあまり用意していませんでした。
しかし、タイヤは太くなれどロード的な乗り方であれば軽いチューブが欲しいというのが心情。

マキシスのチューブは23-32cというちょっとワイドレンジな軽量チューブだったので今回はそれを選んでみました。

見てくださいこの軽さ。32c対応で76gという重量です。ムーブメントで在庫している28-45cの通常のチューブだと150gぐらいあるので、約半分の重量に収まっています。

*最近だとポリウレタン系(TPU)チューブも流行っていて、ブチルチューブよりも更に軽量なものもあったりします。値段は倍以上になります。笑

ここで気にするべき注意点があります。

なぜチューブに適応サイズがあるのかといえば、チューブに空気を入れて膨らませていくわけですが、膨らめば膨らむほど薄くなっていきます。薄くなった状態ということは、突き刺しやリム打ちに弱くなるということです。場合によっては裂けたりして穴が空いてしまうことも。

なので、オススメとしてはチューブの適応範囲のギリギリのところではなく、ちょうど中間ぐらいのサイズ感が良いですね。
具体例としたら25cのタイヤを使うなら、700x23-28cのチューブを選ぶ、というような感じです。

更に、最近だとリムがチューブレス対応になっているものが多く、リムのセンターに窪みがあり、その部分が余計に膨らむようになっています。故に、適応サイズギリギリの太さはリスクが高くオススメできません。(とか言いながらギリギリを攻めている自分です)

左/ウェルターウェイト、右/ウルトラライト

ウェルターウェイトは厚さ0.8mm、ウルトラライトで0.6mmの厚みになっています。 重量こそ20g程度違うのですが、ぱっと見のサイズ感はかなり近いので、携帯性は大きく変わらないと思います。

正直なところ"ウェルターウェイト"でも十分軽量な部類に入ります。予備で持ち運ぶ用として軽量/コンパクトなチューブが欲しい場合もありますが、どちらも大きく変わらないような差です。少しでも切り詰めていくタイプであればウルトラライトを選ぶ方もいらっしゃると思います。

しかしながらウェルターウェイトはほどほどに軽く(小さく)、ほどほどに耐久性があるモデルなので、これは多くの人にオススメできるチューブだなと思いました。

メーカー  チューブモデル サイズ

厚み

重量 価格(税込)
MAXXIS ウルトラライト 700x23-32c (48mm) 0.6mm 80g 1,540円
MAXXIS ウェルターウェイト 700x23-32c (48mm) 0.8mm 95g 1,210円
Vittoria スタンダード 700x23-28c (48mm) 0.9mm 116g 800円
Vittoria スタンダード 700x28-42c (48mm) 0.9mm 151g 990円
SCHWALBE 15SV 700x23-28c (40mm) 不明 105g 1,320円
SCHWALBE 20SV ※リム内幅19以上非対応 700x23-28c (40mm)
不明
65g 1,980円
Panaracer R-air 700x23-28c (48mm)
不明
77g 1,958円
PIRELLI ROAD TUBE 700x23-30c (48mm)
不明
85g 1,890円 

高橋的にコレ良いんじゃない?っていうのを太字にしています。これから在庫は増やしていこうかなと考えています。

「チューブなんてなんでも良いじゃん」って人も多いかなと思うんですが、こうやってちまちましたことも見ていくと、メーカーのレスポンスの早さとか開発の意図みたいなものが見えてきて面白いですよね。