Cielo Rigid MTB カスタマイズ
こんにちは!高橋です。
今日は、惜しまれつつも2017年に販売を終了した「Cielo by Chriksing」のRigid MTBのカスタムをご紹介させていただきます。(凄すぎて参考にならない可能性アリ)
今回のカスタムはこんな風に仕上がりました!
違和感を感じた方はご名答。
ビフォーの姿はこんな感じでした。
ENVEのリジッドフォークがセットアップされた、Cieloが終売する直前のラインナップモデルです。
フロントフォークはキャノンデールのLefty OCHO。国内では単品売りが無いようなのですが、海外で販売されていたそうです。(弊店では仕入れが難しいフォークですのでご了承ください)
当然、Cieloもキャノンデールもこの組み合わせは想定外であると思うので想定外の破損なども自己責任にはなりますが、スチールフレームにLeftyのフォークはスマートでカッコいいですね。
ハブも当然Lefty用が必要なのですが、こちらも以前お買い上げいただいていたCHRISKING "ISO Lefty LD"。残念ながら今はラインナップ外になってしまったクリスキングのレフティハブですが、先見の明で押さえているオーナーさまの手腕は流石です。
近頃の自転車はコンプリートアッセンブルされた自転車が多くて、正直なところ似たり寄ったりなモノが多くて面白くないな~なんてことも感じたりします。
こういった規格を上手く捉えたカスタムは一筋縄ではいきにくいものですが、うまく仕上がった時の満足度はなかなかのものがありますね。
「何故、自転車フレームをつくっているのですか?」
その問いに、クリス・キング氏が答えた言葉が今も心に残っています。
「だって、従業員に自分達がつくっているパーツがどこに使われているか見せたいだろ?」
※< cielo 製造終了のお知らせ >
その言葉は、当たり前のようだけど言葉にされることはあまりないようなことだと思います。僕も色々な自転車を販売したり組み上げたりしてきましたが、自分の手がけたモノが「どうやって使われるか」という事を考えて仕事をしていることと通じるものを感じました。
モノは何かしらの目的を果たすために作られ、生まれてきます。何も意識せずに流れ作業でモノを生み出していくことも悪いことではないとは思いますが、知った上で、理解した上で作られたモノの方が「なんか良い感じがする」と思うはずです。再びモノづくりが求められている今の日本人には必要な部分なのかも知れません。
ありがとうございました!